松本CINEMAセレクトでは、ことし2011年、78本の映画を上映しました。
…数えてみて、思った以上の多さに驚きました。
2月には「『海炭市叙景』の製作に関わった熊切和嘉監督始め函館市民、スタッフ、キャストなどすべての方々」に2010年セレクトアワード最優秀映画賞をお贈りしました。
3月11日の震災の翌日にも上映会がありました。13日の『-玄牝-げんぴん-』では、妊婦さんやお子さん連れの方でも安心して鑑賞できる回を設けましたが、「余震もあるし、家族連れの方は出てこられるかな」と心配したものです。
私見ですが、たくさんの問題が、目に見えてはっきりとしてきた年でした。震災の影響で映画興行がふるわなかった…といった記事も読みましたが、私は「同時代に見ることができて良かった」と思うような、力強い、素敵な、心が震える映画にたくさん出会えた年だったと実感しています。苦しく、不安に思うことでいっぱいですが、だからこそ映画の力を知った一年でした。
監督や関係者の方々など、大勢のゲストにもご来場いただき、映画のことについてたくさんお話をうかがうこともできました。お客さんにも交流の機会になったかな、と思うと、そういう場を作るお手伝いができて、うれしい気持ちになります。
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新年は【映画を巡るエトセトラ】で幕開けです。
映画の革命を担った二人の映画監督を追ったドキュメンタリー『ふたりのヌーヴェルヴァーグ ゴダールとトリュフォー』に加え、篠崎誠監督、高橋洋監督をお迎えして『死ね!死ね!シネマ』、『旧支配者のキャロル』(先行上映)を上映いたします。
上映に足を運んでいただいた皆さん、映画を届けてくださった皆さん、ことし一年本当にありがとうございました。
新年がよい年となりますように。
(セレクトスタッフ・後町)
ことしの上映作品(かっこ内は監督名)
1月8,9日【第3回ドキュメンタリー駅伝】
『ジーザス・キャンプ〜アメリカを動かすキリスト教原理主義〜』(ハイディ・ユーイング)、『アヒルの子』(小野さやか)=小野監督、プロデューサーの大澤一生さん来場、『LINE』(小谷忠典)、『ANPO』(リンダ・ホーグランド)
1月16日『ロストパラダイス・イン・トーキョー』(白石和彌)=白石監督来場
1月21日『ソフィアの夜明け』(カメン・カレフ)
1月23日『その街のこども 劇場版』(井上剛)
1月30日『へヴンズ ストーリー』(瀬々敬久)=森田晋玄さん(元・人形舞台yumehina)、
坂口一直さん(プロデューサー・長野市出身)来場
2月11日【2010年松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞授賞式】
『海炭市叙景』(熊切和嘉)=脚本家の宇治田隆史さん来場
2月18日『クリスマス・ストーリー』(アルノー・デプレシャン)
2月25日『わたしの可愛い人−シェリ』(スティーヴン・フリアーズ)
3月6日『白いリボン』(ミヒャエル・ハネケ)
3月12日『たまの映画』(今泉力哉)
3月13日『-玄牝-げんぴん-』(河瀬直美)="あんしんシネマ”実施
3月18日『スプリング・フィーバー』(ロウ・イエ)
3月19,20日『ハーブ&ドロシー アートの森の小さな巨人』(佐々木芽生)
3月26日『ひろしま』(関川秀雄)=第23回国連軍縮会議応援イベント
4月2,3日【リアル!未公開映画祭】
『ジーザス・キャンプ』(ハイディ・ユーイング)、『金正日花』(N・C・ハイケン)、『クルード』(ジョー・バリンジャー)、『フロウ』(スティーヴン・ネメス)、『ステロイド合衆国』(クリス・ベル)、『ビーイング・ボーン』(アビー・エプスタイン)、『ビン・ラディンを探せ!』(モーガン・スパーロック)、『カシム・ザ・ドリーム』(キーフ・デヴィッドソン)、『ジャンデック』(チャド・フライドリッヒ)
4月8日『ポンヌフの恋人』(レオス・カラックス)
4月16,17日【シネマ・ノーヴォ3+1 ブラジル映画の奇跡】
『マクナイーマ』(ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ)、『夫婦間戦争』(ジョアキン・ペドロ・デ・アンドラーデ)、『切られた首』(グラウベル・ローシャ)、『名前のない少年、脚のない少女』(エズミール・フィーリョ)
4月22日『トスカーナの贋作』(アッバス・キアロスタミ)
5月13日『世界のどこにでもある、場所』(大森一樹)=「第3回商店街映画祭」入選短編を併映
5月14日『裁かるゝジャンヌ』(カール・ドライヤー)=メンバーズ無料鑑賞会
5月15日【明日の為に<再考>】
『9月11日』(大宮浩一)、『平成ジレンマ』(齊藤潤一)
5月21日『ソウル・キッチン』(ファティ・アキン)
5月22日、6月10日『100,000年後の安全』(マイケル・マドセン)
5月27日『コリン LOVE OF THE DEAD』(マーク・プライス)=プロデューサー、映画評論家の江戸木純さん来場
6月4日『ブンミおじさんの森』(アピチャッポン・ウィーラセタクン)
6月17日『髪結いの亭主』(パトリス・ルコント)
6月24日『悲しみのミルク』(クラウディア・リョサ)
7月8日『劇場版神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(入江悠)=入江監督、プロデューサーの直井卓俊さん来場
7月14日『ミスター・ノーバディ』(ジャコ・ヴァン・ドルマル)
7月16日『マーラー 君に捧げるアダージョ』(パーシー・アドロン/フェリックス・アドロン)
7月18日『無常素描』(大宮浩一)
7月30,31日【非戦・共生-ともいき-映画祭】
『ひろしま』(関川秀雄)=『奇跡への情熱』(核廃絶プロジェクト)代表プロデューサーの小林一平さん来場、『Peace』(想田和弘)=想田監督来場、『ミラル』(ジュリアン・シュナーベル)=写真家の村田信一さん来場、『ピンク・スバル』(小川和也)、『戦火のナージャ』(ニキータ・ミハルコフ)、『バビロンの陽光』(モハメド・アルダラジー)
8月19日『メアリー&マックス』(アダム・エリオット)
8月26日『アトムの足音が聞こえる』(冨永昌敬)
8月27日『庭にお願い』(冨永昌敬)
9月16日『スリー☆ポイント』(山本政志)=山本監督来場
9月18日『幸せの太鼓を響かせて-inclusion-』(小栗謙一)=「まつよう太鼓JOY」公演
9月25日『ショージとタカオ』(井出洋子)
9月30日『あぜ道のダンディ』(石井裕也)=主演俳優の光石研さん来場
10月2日『あしたが消える-どうして原発?-』(平形則安、溝上潔、里中哲夫)
10月7日『朱花の月』(河瀬直美)
10月19,22日『人生、ここにあり!』(ジュニオ・マンフレドニア)
10月21日『エッセンシャル・キリング』(イエジー・スコリモフスキ)
10月28日『見えないほどの遠くの空を』(榎本憲男)=榎本監督来場
10月29日「ー子ども映画教室ーアニメーションのしくみ」
11月2,3,4,6日【三大映画祭週間】
『恋愛社会学のススメ』(マーレン・アーデ)、『夏の終止符』(アレクセイ・ポポグレブスキー)、『唇を閉ざせ』(ギヨーム・カネ)、『宇宙飛行士の医者』(アレクセイ・ゲルマン・ジュニア)、『キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド-』(ブリランテ・メンドーサ)『我らが愛にゆれる時』(ワン・シャオシュアイ)、『終わりなき叫び』(マハマト=サレ・ハルーン)、『ハッピー・ゴー・ラッキー』(マイク・リー)、『中国娘』グオ・シャオルー)
11月11日『光のほうへ』(トマス・ヴィンターベア)
11月25日『ジョン・レノン,ニューヨーク』(マイケル・エプスタイン)
12月2日『明りを灯す人』(アクタン・アリム・クバト)
12月11日『エンディングノート』(砂田麻美)
12月16日『UNDERWATER LOVEーおんなの河童ー』(いまおかしんじ)=いまおか監督、キャストの正木佐和さん、成田愛さん、共同脚本の守屋文雄さん、配給・宣伝の直井卓俊さん来場