松本cinemaセレクト スタッフブログ
松本CINEMAセレクトスタッフによるブログです。
KOTOKO
KOTOKO
 
 ちょっと先のご案内ですが、61日に、塚本晋也監督の『KOTOKO』の上映会があります。塚本監督の新作をセレクトでかけるのは、3年前の『悪夢探偵2』以来ですが、個人的には6年前(2006年)の『HAZE』の上映会がとても思い出深いです。その際に来場された方も多いと思いますが、この日はなんと塚本監督にゲストとして来場いただいた日でありまして、生ツカモトを前にして、スタッフ全員大感激でした。しかも作る映画のハードな印象とは裏腹の、(そして役者としてのイメージと相まった)とても気さくで温かな方で、ご本人からたくさんの裏話を聞くことができました。僕個人は、失礼にもケータイのカメラで「カトちゃんペ」をしながらツーショット(ペは監督自ら提案)を撮ってもらい、その写真は、今もとても大事な宝物です。そんな塚本監督が、今回気合入りまくった態勢で上映活動をしている最新作が『KOTOKO』なんですが、が、が。

 主演がCocco

 CoccoですよCocco!『KOTOKO』をセレクトで上映すると聞いて、僕は嬉しかった。それはもう嬉しかった!僕は1978年生まれなんですが、もう大ファンなんです。2ndシングル『強くはかない者たち』(松本パルコのWAVEで買った)からのモーレツなファンで、いや、好きなバンドやアーティストはそれこそたくさんいるんですけど、Coccoに関してはもう他と比べられないというか、もう好きすぎて別格!当時、ちょっとでも雑誌に記事が載ろうものなら片っ端から買い、大学のときにタワレコから持ってきたフライヤーも未だに手元にあるという、ちょっと気持ち悪いくらいのファンでした。最近はさすがにクールダウンしましたが、特に活動中止前のアルバム4枚は、本ッ当に好きで、「好きすぎて滅多に聴けない」くらいになってます。あるでしょ、そういうアルバム?第一期のツアーは2回とも行ったぜ。いきなり活動中止を発表した時は全身虚脱状態に陥ったものです。あー、Cocco、芸術館当たりにライヴ来てくんないかな……。

 と、遠い眼をしている場合ではなく、『KOTOKO』の上映を1カ月後に控えて、こりゃもうアルバム全部聴いて態勢を整えるかなー。そういやエメラルド・ツアーのDVDまだ見てないし…(心の準備ができないとムリ)。と、一人で盛り上がっています。

で、やはり同じように、Coccoの歌にどっぷりとハマり、影響を受けまくっている人が、松本にもたくさんいると思います。たぶん、Coccoがこの先また映画に出演するなんてあまり考えられない。じゃあ何故『KOTOKO』には出たのか。「歌い手」という「生き方」を途方もない道程と覚悟で選び取ったCoccoが、「演じる」という表現を選び取ったのは何故なのか。「私の人生を注ぎました。」というくらい、そこに「賭け」たのは何だったのか。

 そして、メガホンを取ったのは、『ヴィタール』のエンディングテーマ(『blue bird』書き下ろし)でコラボレイトしたことで親交を深めるようになった、塚本晋也監督です。これほどのタッグはそうそうありません。ぜひ、上映会にお越しください!

(セレクト・スタッフ木村)

| 上映会について | 20:36 | - | trackbacks(0)
「2011年松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞」3月11日に『サウダーヂ』上映会・授賞式
「2011年松本CINEMAセレクト・アワード最優秀映画賞」
サウダーヂの上映が、いよいよ11日(日)午後2時30分から、
監督の富田克也さん、共同脚本の相澤虎之助さんをお招きし、
松本市中央公民館(Mウイング)6階ホールで行われます。

今回の賞は、『サウダーヂ』の映画製作集団【空族(くぞく)】の皆さんをはじめ、
映画づくりにかかわったすべてのスタッフ・キャストの皆さんにお贈りします。


土方、移民、HIP-HOP
俺たちの〈故郷〉で一体何が起きている?!


山梨県甲府市。人通りもまばらなシャッター通りの中心街。地元HIP-HOPグループのクルー・猛は「派遣」で土方として働き始める。建設現場には土方ひとすじに生きる精司、タイ帰りの保坂や、多くの移民労働者たち。彼らを敵視する猛は、歌い踊る移民たちの中心に日系ブラジル人 HIP-HOP グループがいることを知る。一方、精司はタイ人ホステスのミャオにのめりこみ、全てを捨ててミャオとタイで暮らす事を夢想する……。郷愁、情景、憧れ。そして、追い求めても叶わぬもの=“saudade(サウダーヂ)”。町そのものをテーマに、そこに暮らす人々をキャスティングしてつくられた本作には、これまでの日本映画では描かれなかった地方都市の〈リアル〉が充満している。


『サウダーヂ』は、前作『国道20号線』(07年)に続き
富田監督が地元甲府市を舞台にした映画です。
甲府の「街」や「人」を1年かけて取材し、
友人や山梨県に住む多国籍な住民をキャストに、
それぞれの仕事の休日を利用して2年かけて撮影しました。
また、製作資金のうち半分は、仲間や賛同者の協力金でまかなわれたといいます。

空洞化し、疲弊した地方都市を舞台に、土木作業員、若いHIPHOPのラッパー、
日系ブラジル人、タイ人移民などの暮らしを通して、
「人種、世代、階級」による格差や分断を描いた群像劇。
日本の地方都市が抱える問題点をリアルな描写で浮き彫りにし、
2011年ロカルノ国際映画祭での高評価に加え、
ナント三大陸映画祭ではグランプリ「金の気球賞」を受賞。
日本の老舗映画賞として名高い毎日映画コンクールでは、
日本映画優秀賞・監督賞を受賞し、自主映画の域を超えた高い評価を得ています。
劇場公開後は、各方面から絶賛の声が寄せられ、
何度も延長上映されるほどの「ムーブメント」を起こしています。


日本映画界のデジタル化が取りざたされるなか、
今作はデジタル撮影素材を35ミリプリントに変換しており、
CINEMAセレクトでは35ミリ映写機を借りて上映することとなります。
というのも、松本市の中心市街地(駅周辺)の映画館は全て閉館し、
35ミリプリントを上映できる場所・公共施設が一つもないからです。

CINEMAセレクトはかつて「松本中劇」を失い、
上映に協力いただいた「エンギザ」もなくしました。
それでも、それぞれ仕事を持つボランティアスタッフが
無償で上映活動を支えています。
そういった当団体が『サウダーヂ』を松本市で上映できるのも、
何かのご縁と思います。
「映画の力」を感じさせる話題作です。ぜひご覧下さい。
NPO法人コミュニティシネマ松本CINEMAセレクト


■【空族】(くぞく)
『雲の上』の制作・上映活動をきっかけに結集した映像制作活動集団。『雲の上』共同脚本の小説家・井川拓(故人)が命名。「映画を中心に映画だけに留まらない活動」を展開する自由でインディペンデントな集合体。現在のメンバーは、富田克也、相澤虎之助、高野貴子(『国道20号線』『サウダーヂ』撮影・編集)ら5名。

■富田克也[監督・脚本・編集]
1972年山梨県甲府市生まれ。高校卒業後上京。配送業をしながら8ミリ映画としては異例の上映時間140分の処女作『雲の上』(2003) を自主制作。「映画美学校映画 2004」の最優秀スカラシップを受賞し、その賞金を元手に『国道20号線』(07) を自主制作。甲府の桜座で自主上映会を開催後、東京渋谷UPLINK Xで公開。08年には松本でも上映。「映画芸術」07年日本映画ベスト9位選出されるなど映画界に波紋を呼んだ。

■相澤虎之助[共同脚本]
1974年生まれ。高校時代にマーティン・スコセッシ『ミーンストリート』を観て感動。早稲田大学シネマ研究会を経て、『雲の上』の現場に参加。以後「空族」のメンバーに。『国道20号線』を共同脚本。自身の監督作として『花物語バビロン』(1997)『かたびら街』(2003) がある。
| - | 22:28 | - | -
現在の大川小学校
 

12月に石巻に行ってきました。
「なんにんも子供たちが折り重なってなくなっていた。あんなむごいことはない。」
「一晩中、助けてくれー助けてくれー、って声がしていて、だんだんその声は消えていった。あの声がまだ耳に残っている」

大川小のそばの方のお話を聞くと、涙ながらに上記のような話をされ、まだまだ傷がいえないようです。
近くには美しい浜辺をそびえ、子供たちの歓声が聞こえ、お正月には焼きハゼでだしをとっていくらの入ったお雑煮を食べる風習があったそうです。
のんびりとおだやかで、にこやかな人が多いあの地区は3.11を境に一変しました。
多くの人は寒くて狭い仮設住宅に住んでいます。
がれきが片付いて故郷は焼け野原のような一面の荒野と、地盤沈下して水が引かない変わり果てた風景がみられます。
こどもたちの歓声の聞こえた砂浜は見る影もありません。

「大津波の後に」映画は深く悲しみをたたえた人々と何とも言えない静謐な雰囲気を伝えます。
ぜひ、「2.11に3.11を考える」にお越しください。
| - | 07:43 | - | -
「2.11に〈3.11〉」を考える
2月11日(土)まつもと市民芸術館小ホールにて、『大津波のあとに』『槌音』(併映)、『トーキョードリフター』を上映します。
「2011年3月11日、東日本を襲った大地震と大津波を受け、すでに少なくない数の映画が作られ、いまも作られており、今後も作られていくだろう。2月のセレクトは、昨年7月の『無常素描』(大宮浩一監督)の上映に続き、東日本大震災を受けて作られた3本のドキュメンタリー映画を上映する。そのうち2本は被災地となった宮城と岩手で、1本は福島第一原発の事故を受け計画停電が実施された東京で撮影された。あの大震災から丸1年を目前に、3本の映画とともに、〈3.11〉とはなんであったのか、また、なんであるのか、考えてみたい」

昼夜各2回の上映の合間には、『大津波のあとに』の森元修一監督、『トーキョードリフター』の松江哲明監督をお迎えし、トークショーを行います(17:05〜)。
震災から1年が経過する前に改めて、私たちが「3月11日」と向き合うことについて考える機会になればと思います。

上映スケジュール
A 14:00〜『大津波のあとに』『槌音』(併映)
B 15:50〜『トーキョードリフター』
  17:05〜松江哲明監督、森元修一監督のトーク(上映2プログラムのうちどちらか鑑賞で入場可)
A 18:00〜『大津波のあとに』『槌音』(併映)
B 19:45〜『トーキョードリフター』


※ゲスト
■ 森元 修一(もりもとしゅういち)
 1970年、鹿児島県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒業。フリーの助監督として池田敏春、小林政広、サトウトシキ、瀬々敬久などの作品に参加。主宰するファーザーオン・プロダクションで様々な企画を進めている。

■ 松江 哲明(まつえてつあき)
 1977年、東京都生まれ。日本映画学校の卒業制作として撮られた『あんにょんキムチ』(99) 以降、『童貞。をプロデュース』(07)、『あんにょん由美香』(09) など、独特のアプローチで個人と時代とをつなぎ、 ゼロ年代の日本のドキュメンタリー映画を牽引している。著書に『セルフ・ドキュメンタリー』(河出書房新社)、『映像作家サバイバル入門』(フィルムアート社) など。

『大津波のあとに』/『槌音』
 山形国際ドキュメンタリー映画祭2011公式上映作品
http://fartheron.soragoto.net/index.html

震災によってもたらされた「3.11の衝撃」を封じ込めた
 風化・忘却に抗するための被災地の記憶、被災者の声


『大津波のあとに』
 2011年3月11日に発生した東日本大震災。その2週間後に被災地に入り、仙台、東松島、石巻を撮影したドキュメンタリー。児童108人中74人が津波にのまれてしまった石巻市大川小学校を中心に描く。森元監督は宮城県の仙台、東松島を経由して知人のいる石巻に入り、街とそこに生きる人々の姿を静かな映像の中に刻みつけた。

2011年/日本/73分/監督:森元修一

『槌音』
 地震から2週間後、被災した岩手県大槌町で、スマートフォンのカメラで撮影された映像と、津波に流されることを免れた震災前に撮影された貴重な映像とを編み込んで綴られた鎮魂の映像詩。大久保監督は故郷の町が被災し、家族も大きな被害を受けた。

2011年/日本/23分/監督:大久保愉伊



『トーキョードリフター』
 第24回東京国際映画祭日本映画・ある視点部門正式出品
http://tokyo-drifter.com/

被災地から離れた東京の暗い夜
 「自分の足元、生きてる場所を撮るしかできない」
 「松江哲明」流のドキュメンタリー


2011年、東京。3月11日の東日本大震災による原発事故で、「計画停電」が行われた東京。原発事故の収束がつかぬまま、「電力不足」といわれた東京の夜から、華やかなネオンが消えた。そんな5月の雨の夜、ミュージシャン前野健太は街へ飛び出し、新宿や渋谷、六本木を、ギターを手に歌いながら夜が明けるまでさまよい歩く。第22回東京国際映画祭「日本映画・ある視点部門」作品賞を受賞した前作『ライブテープ』(09) と同じスタッフで、「いま、この東京の姿を記録しておきたい」と、どしゃ降りの雨のなか撮影を敢行。3.11以後の東京の暗く沈む一夜を記録したドキュメンタリー。いまだ恐怖や不安に覆われたままの東京の夜が、音楽と共に明けていく。

2011年/日本/72分/監督:松江哲明/音楽・主演:前野健太
 撮影:近藤龍人/録音:山本タカアキ/制作:岩淵弘樹


| - | 22:07 | - | -
『あしたのパスタはアルデンテ』のチラシを置いていただいているお店のご紹介
 

  松本CINEMAセレクトでは、1月20日(金)19:30より、まつもと市民芸術館小ホールで、『あしたのパスタはアルデンテ』というタイトルのイタリア本国で大ヒットした映画を上映します。

 老舗のパスタ会社の経営者一族の物語である本作。タイトルにも「パスタ」「アルデンテ」というイタリア料理ととは切り離せない言葉が含まれていることから、スタッフが普段から食べに行く、松本市およびその周辺のイタリア料理店やパスタ屋さんのご協力で、チラシを置かせていただいています。(ありがとうございます。) 

チラシを置かせていただいているのは、以下のお店(※50音順)です。(なお、すでにチラシが無くなってしまっているお店もあるかもしれません。)

   松本市埋橋2-10-4
   松本市大手2-7-16 滝沢ビル1F
   安曇野市穂高有明5280-4
 ・TAVERNA DIO BOSCO(タベルナ ディオ ボスコ)
   松本市神林2779-3
 ・トラットリア ジラソーレ
   松本市中央1-5-2
 ・DOLCE(ドルチェ)
   松本市浅間温泉1-4-11 
 ・トラットリア プルチーノ
   安曇野市堀金烏川5046
 ・Tremani(トレマーニ)
   松本市深志1-2-5 上條医院ビル地下1階
 ・バール quatre gats (クアトロ・ガッツ)
   松本市中央3-4-16
 ・La Felicita(ラ・フェリチタァ)
   安曇野市三郷温40-1
 ・RISTORANTE al Cielo(リストランテ アル シエロ)
   松本市島立817-1
 ・レストランびーばぁ
   松本市空港東8977-5 

さらに、イタリアンではありませんが、以下のお店にもご協力いただきました(ありがとうございました)。

   松本市筑摩2-14-3

食べに行かれた際にはぜひチラシを手にとって見てください。 

また、営業時間を確認されて、『あしたのパスタはアルデンテ』上映前や後に行かれるのも一興かと思います。 

* * *
 松本CINEMAセレクト上映会
『あしたのパスタはアルデンテ』

     上映日時:2012年1月20日(金)19:30〜(113分)
       会場:まつもと市民芸術館小ホール
      前売券:1400円(まつもと市民芸術館、カタクラモールほかで発売中)
    当日券一般:1800円
     当日学生:1400円
当日メンバーズ一般:1200円
当日メンバーズ学生:1000円
      問合せ:松本CINEMAセレクト 0263-98-4928

 
| 上映会について | 19:13 | - | -
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